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コラム

楽天証券の家族信託サービス③ 現状の課題や注意点

[2020.05.28]

信託

これまで①と②で家族信託の仕組みや事例について書かせていただきました。
今まで判断能力が失った方が引き続き資産運用をする方法はなく、今回の家族信託サービスの導入は非常に大きな意味があると考えています。
しかし、まだ課題や注意点もあります。

以下が現状の課題や注意点です。(2020年5月24日時点)
1、一般口座
信託口座は特定口座やNISA口座での運用はできないため、売買で生じた利益を翌年に確定申告していただく必要があります。
2、委託者兼受益者と受託者は二親等以内
現状では、二親等以内となっているため、「子供のいない夫婦」「子供が障がい者」等のケースではおすすめできない可能性があります。
3、ほふり名義は受託者
ほふり名義は受託者に代わってしまうため、株主優待の長期保有特典の計算期間がリセットされてしまいます。委託者口座から信託口座に振替する株式はIFAと確認しながら行っていきましょう。
4、支払調書は委託者
上記ではほふり名義は受託者に代わると書きましたが、支払調書は委託者のままとなっているため、損益通算を利用する場合は委託者口座と信託口座で損益通算を行いましょう(税務署により見解が異なる場合があります)
5、受益者連続信託はできない
現状の家族信託サービスでは、受益者連続信託はできません。受益者連続信託とは、信託契約を締結する際に、もし受益者が亡くなった場合は次の受益者を予め指定しておくことです。委託者が一番目の受益者が仮に亡くなった場合に、次はこの人に受益権を渡したいといった意向を反映することができる仕組みですが、現状ではできないようです。

このように家族信託サービスは「円滑な資産管理」と「資産寿命を延命」する上でとても有効となる制度ですが、どんな条件にも対応できる完璧な制度ではありません。
必ず専門家に相談の上、任意後見制度と併用するなど幅広い選択肢の中で検討されることをおすすめします。

↓家族信託サービス①成年後見制度との比較のコラムはこちら↓
https://shoukensouzoku-no-madoguchi.com/column/living/228/

↓家族信託サービス②有効事例のコラムはこちら↓
https://shoukensouzoku-no-madoguchi.com/column/living/274/

【会社概要】
株式会社バリューアドバイザーズ
執行役員 小林 裕

<業種>
金融商品仲介業(IFA:独立系ファイナンシャルアドバイザー)
証券相続士®

<仕事内容>
「価値のある金融コンサルティングの追求」を理念に、資産運用・資産保全・家族信託サービス・相続診断等を行っています。
相続前に有価証券を処分するか迷っている方、有価証券を相続して何から手を付けて良いかわからない方はお気軽にご相談ください。
初回相談無料です。

<メッセージ>
私の夢は「日本で一番お客様満足度の高いIFA事務所を作ること」です。
そのためには、まず自分自身が人としても専門家としても卓越した知識・能力・技術が必要だと考えています。そのための日々の習慣として、新聞購読や読書そして各専門分野のセミナーを参加することによる自己研鑽は欠かせません。そしてさらに大切なものは、人脈です。一人の人間でできることは時間的にも金銭的にも限られます。しかし、家族・友人・仲間・取引先・お客様とともに協力しながら人生を歩むことで、より充実した豊かな人生を過ごすことができると信じています。私は縁ある方々とその家族が物心両面の豊かな人生を歩んでほしいと心から思っています。IFAだからこそできる中長期な資産形成と弊社の強みである証券×相続を通じて、真の価値のある金融コンサルティングを追求していきます。

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