日本株式急落の背景2021年11月4週目
[2021.11.27]
2021年11月26日(金)
通常であれば好調と言われていた11月に波乱が起きた。
現在の株式相場の状況をまとめておく。
・国内決算発表一巡、追加経済対策の発表もあり材料出尽くし
・米国のテーパリングのペース加速や利上げ開始時期の前倒しの可能性
・新型コロナウイルスの新たな変異株(B.1.1.529)を発見
により、安心安定の価格上昇を期待していた投資家が過剰な反応を見せた可能性がある。
特に新たな変異株については、免疫を回避する性質を持ち、感染力が強まるとの報道もあり警戒心が強まったとみている。
こういった時に大事なのが、「長期」「分散」「積立」といった資産運用の原理原則を忘れないことだ。
相場を予測することは不可能であると考えることだ。私の知っている限り、本業をしながら個別銘柄を極端に売買したり、時期を予測する売買で長期的に成功している人を私はほとんど見たことがない。
仮に長期的に下げ相場になった場合には、常に「バランス」と「ゴール設定」からブレないことを意識しよう。
近年では投資トラブルも増えてきており、投資系youtuberも増えてきている。特に注意したいのは「米国に投資しておけばOK」や「下がったところでナスダックレバレッジを買いにいけ」などという投資系youtuberに耳を貸してはいけない。なぜならそういった方は、あなたのことを何も知らない無責任な人間だからだ。大事なことはライフプランとリスク許容度に合ったポートフォリオになっているかである。たった一度きりの人生がどこの誰かもわからない人の情報を信じたがために台無しにならないように、信頼できる専門家を見つけよう。
【筆者プロフィール】
小林 裕(Kobayashi Yutaka)
独立系ファイナンシャルアドバイザー
・一般社団法人証券相続普及協会 代表理事
・一般財団法人プロスピーカー協会 ベーシックプロスピーカー
・全国相続診断士会事務局 兼 三重県相続診断士会会長
<仕事内容>
「シニアを元気に、次世代を豊かに」
を理念に、資産運用・資産保全・資産寿命の延命・相続診断等を行っています。
相続前に有価証券を処分するか迷っている方、有価証券を相続して何から手を付けて良いかわからない方はお気軽にご相談ください。初回相談無料です。
<メッセージ>
日本ではまだまだ証券相続の専門家が少ないと思います。証券に携わっている専門家は相続を知らず、相続に携わっている専門家は証券を知りません。しかし、これから証券投資と相続というのは両輪で考えていく時代になってきたと考えています。こちらの協会では証券も相続にも精通している専門家のみを紹介しています。是非、お気軽にご相談ください。
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